さっき日経Webに見つけた記事です。
是非みんなもみてみてくださいな。
昨年12月、極めて重要な報告書が粛々と発表された。そこに結論として書かれているのは、原子力科学の専門家が長年にわたり主張してきたことだ。――つまり、約0.1シーベルト(Sv)または10 rem以下の放射線の被曝(ひばく)は大した問題ではない。
ほうほう。
さらにUNSCEARは、一昨年の福島の原発事故による識別可能な人体への影響はなかったとしている。「影響無し」としているのだ。
おおおおお。
当然ながら、年間0.1Sv(年10 rem)以下では被曝量が2倍になっても発がん率は2倍にならない。人体への影響はまったくない。数百万人にのぼる原子力作業従事者を50年にわたって綿密に調査した結果、一般人の平均と比べて被曝量は数倍から10倍だったが、がんによる死亡率は変わらなかった。米国のニューメキシコ州とワイオミング州の人々の年間被曝量はロサンゼルスの住人の2倍だが、発がん率はむしろ低い。LNT仮説が正しければ、こうしたことは起こりえない。
地球上のどこを見ても、被曝量が年間0.1Sv (年10 rem)以下のケースで、LNT仮説を裏づけるような識別できる影響が出ている集団はない。自然放射線量が年間0.1Sv(10 rem/年)を超える中東、ブラジル、フランスでさえそうだ。
日本人は再び国産の食品を口にできる。放射線による汚染が軽微で、米国・コロラド州やブラジルといった世界各地の自然放射線並みのレベルにとどまっていれば、避難地域への帰宅も始められる。
んん?
自然放射線だけかい!内部被曝考慮ないんかいー。
放射性物質たくさんばらまいてしまったんだよ。
土は?海は?野菜は?魚は?体内に入った放射性物質の影響は?
ちゃんとコメントしてほしい。。
んーコレを根拠に「福島影響ありません」ってのはヒドイし被災者をバカにしとるんじゃないかと思う。せめて自然放射線の話です、外部被曝の話で、って範囲なら参考にしておいてもいいかなと思うんだけどね。
ヨウ素の放射性同位体で半減期の短い「ヨウ素131」の食物摂取は、子供や若者の甲状腺で吸収されると甲状腺がんを引き起こすリスクがあることで知られているが、これがチェルノブイリ事故が一般市民に及ぼした唯一の重大な放射線による健康被害だ。
このあたりが政府臭さを感じるのよ。チェルノブイリ事故唯一の被害が甲状腺って。
まあ彼らにしてみれば本当に科学的根拠がないのかもわからんけど、現場とあまりにも食い違ってるでしょ。チェルノブイリで甲状腺ガン以外の被害に苦しむ人達に失礼。本当に失礼だと思う。
「僕達あなたの症状が放射能と関連している証拠がみつけられなかったので、影響なしということで。。。」
反核運動家や陰謀説が好きな人々は今回の国連の報告書を受け入れないだろうが、彼らはどのみち国連が嫌いなのだ。
こういうことするから嫌いな人増えるんじゃないの?なんて思うわけです。
別にこういう安全説に反対したいわけじゃないんですよ。
危険だと思っているのは事実ですが、個人的意見の範疇であって、絶対危険というつもりはありません。だからことこういう記事を客観的に見るようにしています。
まあ客観的にみて、根拠がたりない大袈裟な駄文だなって感じです。
それは翻訳者が悪いのか、記者が悪いのか、それとも国連への報告書が悪いのか知りませんが。。
ひと通り記事見てもらえればわかりますが、この記事は福島事故健康被害なしの論調でかかれています。こういう記事ってそもそも人体影響一切なしとか記事にすべきじゃないと思うのよね。そんなことありえないんだから。おまえ人類の体知り尽くしとるんか!!っていいたくなる。記事にするときはちゃんと限定的にしろって。
(せめて、◯◯が◯◯のような調査をする限りとか)
そうやって
ああ、僕も文章読めるようになってきたんかなとか思ったりするわけです。
てへへ。
おしまい