無事CSC(Canadian Securities Course)合格しましたー。
内容は、下記のとおりです。
カナダ証券コース(CSC™)は、カナダ証券協会(CSI)が提供する入門レベルの教育プログラムです。プログラムと試験が正常に完了すると、個人はカナダの証券業界で証券ブローカーの登録証券代理人として働くことができます。CSCは、投資信託、上場投資信託(ETF)、株式、および債券資産の販売と取引に必要な教育要件を満たすためにも使用できます。
試験1:
カナダの投資市場:16%
経済:13%
固定収入証券の機能とタイプ:12%
確定利付証券の価格設定と取引:11%
普通株と優先株:13%
株式取引:10%
デリバティブ:10%
証券の資金調達と上場:7%
企業とその財務諸表:8%試験2:
ファンダメンタルおよびテクニカル分析:12%
企業分析:10%
ポートフォリオアプローチの概要:12%
ポートフォリオ管理プロセス:10%
投資信託:14%
分離ファンドとヘッジファンド:8%
その他の管理および構造化製品:13%
カナダの課税:6%
小売クライアントとの連携:10%
機関投資家との協力:10%(出典:Investpedia Canadian Securities Course (CSC™))
日本でいう、証券外務員一種と同じと考えられます。
ちなみに、証券外務員一種の内容はこちらです。
〔法令・諸規則〕
・金融商品取引法及び関係法令
・金融商品の勧誘・販売に関係する法律
・協会定款・諸規則
・取引所定款・諸規則〔商品業務〕
・株式業務
・債券業務
・投資信託及び投資法人に関する業務
・付随業務
・デリバティブ取引(一種外務員資格試験のみ)〔関連科目〕
・証券市場の基礎知識
・株式会社法概論
・経済・金融・財政の常識
・財務諸表と企業分析
・証券税制
・セールス業務出典:日本証券業協会
証券外務員の資格に比べると、よりアドバイザリーに関する要素が広く含まれていて、実務的な範囲が多かったです。
投資や資産運用のアドバイスでは、いろんな学説や教訓、言い伝えがあり、何を定説とするかは難しいところがあります。その中でも、カナダ(おそらく欧米)での主流が勉強できるのは、なかなかおもしろかったです。
毎度ながら、マネーリテラシー?は、すごく、すごくお得であり、重要なノウハウだと感じております。一度下地を作っておくだけで、生涯を通じて利用できます。
自分で稼いだお金を有効活用するだけでなく、社会の制度を利用する、投資詐欺を回避する、といった面でも役に立ちます。絶対に勉強しておいたほうがいいですよ。
(普段から触れている人以外は、ふってわいたような投資話には本当に注意したほうがいいと思うんです。お金をもちはじめると数百万、数千万を簡単に入れる人は多いんですよ。住宅購入もそうだと思うんですが、大きなお金であっても入り口では痛みが伴わないんですよね)
日本だと「FP技能士3級」や「証券外務員」ぐらいの知識は、万人がもっておくべきと思います。カナダだと、この「CSC」ですが、個人では、少しアドバイス業務の範囲が過剰になってしまう点は注意です。まあ、そういう人が何を知っているのか(何を知らないのか)を把握するという意味では、とても有用ではあると思いますが。
あー、でも無事合格できてよかったです。
勉強期間は、5月に開始して8月末に最終(二次)試験だったので、4ヶ月ですね。
新型コロナの影響もあって、自宅勤務でしたんで、時間はとりやすかったです。仕事前は、朝9時から11時ぐらいまで。仕事後も21時から23時ぐらいまで、合計で平日は4時間/日ぐらい。休みのは3時間づつぐらいでしょうか。
1週間で26時間ですが、ボチボチやっているので、実際はおそらくその半分ぐらいの13時間が妥当と思います。13時間×4ヶ月(16週)ですか。
えーー、、、、、と。208時間 ですね。
まあ、そんなところかなと。
いちおうCSCのサイトには、135〜200時間とか書かれていますが、英語が不慣れで、かつカナダの金融制度に対する前提知識が薄い日本人にはとうてい無理な数字です。余裕をみて、その2倍ぐらいは見込んでおく必要がありそうです。
いや、何にせよ、おもしろかったですよ。おすすめします。
もし取りたい!という方いれば、アドバイスいたします。忘れてなければ。
おしまい。
おもしろかったですよ。ネットで、たまに「徹夜本」として紹介されていたので、キャンペーンを気に一気読みしました。シリアスとエンタメ、精密さと大胆さ、がいろいろ混ざっていて独自の世界観が楽しめます。著者は「中島らも」さんという方です。すでに亡くなっておりますが独特の人生を歩まれた方のようで、そのあたりも興味深いところがあります。はじめて体験させていただいたのですが、ごちそうさまでした。