思いを伝えるということ・

「国家の目的は、国民の暮らしを守るわけでも福祉や年金管理のためでもない。
国家は自分が存在し続けるために動く」
伊坂幸太郎　モダンタイムス

昨日、大宮エリーさんの「思いを伝えるということ」展にいってきました。
たまたまです。別に大宮エリーさんを知っていたわけでもないし、
ましてや好きだったわけではありません。

「思いを伝える」ということを表現する個展です。
その人の考えがすごく反映されていて想像以上に面白かったです。

たぶん、好きになりました。大宮エリーさんのこと。

こんな感じで壁に詩が書かれているのが多かった。

ちょっと遠目アングル

これね、プレパラートにメッセージが書いてあって、それを顕微鏡でみる。
思いの中には小さすぎて見えにくもののあって、でもそれは確かに
存在していて、目をこらせばわかる、というメッセージと解釈した。

こんな風に体験できるようなオブジェも多かったです。
あんまり載せれないのでもし興味がある人は、いってみてください。
かの渋谷です。

しかも、大宮エリー×ハナレグミのトークショーありました。。
会場はほとんど女の子ばっかりでいい匂いがしていたんですが、
僕はその中に男一人で交じって聞いてました。変な緊張の脇汗かきながら。

話の内容はよかったです。少しここに残しておこうかと思います。
記憶から探っているので細かなところは勝手補完してます。

大宮エリー
「私基本家では部屋の隅っこで体育座りしているタイプなんだけど
人に会いたいとき！って時あるんだよね。でも会いたいんだけど会って
話ししたいわけじゃないのよ。ただ一緒にいてくれればいい、みたいな。
会いたいけど会いたくないみたいな、なんか矛盾してるよねｗ」

ハナレグミ
「あーわかります。僕の親族は麻雀一家で、昔から集まって麻雀することが
あるんです。僕もそこで麻雀するときもあるけど、しない時もあって、
その時は麻雀卓の近くで自分の好きなことしてます。僕はその皆が
集まって麻雀している空間にいるのが好きなんです。。
なんかホッとするっていうか、落ち着くっていうか。
別にお互いに干渉しているわけじゃないんだけどね。
これってひとつのコミュニケーションじゃないかとも思うんですよ」

僕
（おおおおおお、わかるぞ。僕も麻雀せんけど、友達集まって麻雀
しとる場にいってそこで漫画読んだり酒のんだり、勝手に寝たりするのが好き。
思いって空間に広がったりもするもんなんかな。。
いや、、、ただ単に自分がおらん場所で皆楽しむのが嫌なだけなんかな）

大宮エリー
「タカシ君ってどんなときに幸せって感じるの？」

ハナレグミ
「やっぱライブで頭まっしろなったときですかねー。
ライブでの歌ってのは一瞬だからこそ価値があると思うんですよね。
時間が流れるようにその歌にこめた思いも一瞬で流れていくんですよ。
だからこそ、その一瞬に思いを伝えようとするし。」


大宮エリー
「家族の風景って歌あるよね。あれって寂しい歌なの？幸せな歌なの？」

ハナレグミ
「・・・・うーん、うまく言えないんですけど、両方ですかね。
どっちか一方で捉えられないと思ってて。。
例えば、僕は幸せを感じる瞬間ってのは幸せだけじゃなくて、この幸せが
いつかはなくなるっていう寂しさも同時に感じるんですよね。
その思いを歌にしたらああなったんですけど。」

うーん、是非お友達になりたい！！！！

とまー、こんな感じです。
文字打ちすぎて疲れたー。

「FRYING DUTCHMAN 　humanERROR」
少し長いから時間があるときどうぞ。
聞くと感心させられる。反原発ソング。
これもひとつの思いを伝える方法と思う。

結局誰がいい悪いじゃなくて、各自のメリット・デメリットが複雑に
絡みあって今がある。そしてそれは大局的にみるとあたかも国家
という存在が自分が生き残るため物事をコントロールしているかのように
進む、ということ。

おしまい

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