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あなたの世界はあたなだけのもの


ここVancouverでは、中古文庫本が日本の10倍の値段(1000円ぐらい)で売られている(いた)らしい

先日、日本に住んでいる方から「こどもの留学を考えているのですが、Vancouverの治安はいかがですか?」と訪ねられ、わたしは治安はいいですよ。家族で暮らしていて不安に感じることはありませんね。と答えた。実際普段生活している中で、日本と並ぶぐらい治安に関して心配はしていないのですが、下のような情報をたまたま目にして少し考えさせられた。

たしかにそのとおり。ホームレスはいるし詐欺の話もよくきく。またわたしも一回くるまの窓をやられたこともある。これは事実である。「ああ、あの質問に治安は問題ないかのような回答は間違えだったかな」との思いもするが、なんと答えてよかったものか悩む。わたしの中ではやっぱり治安はいい、になる。別にホームレスが無差別に襲ってこないことを知っているし、そもそも危険そうなエリアには近づかないし、適度に身を守る術はしっているつもりだから。わたしのなかで治安が悪いというのは、もう自分の力では回避できないような状況が周りに潜在しているような状況になるのかもしれない。
まあ、ここで日本とバンクーバーの治安の善し悪しを議論したいわけではなくて、違いが生まれる所に興味がわくわけです。治安が悪い(たぶん元々は治安がよくはないぐらいの論調だろうけど、ここでわかりやすいように誇張することにする)という人の考え方もなんとなくわかる。でも自分に問いかけてみるとそのように思っていない自分がいるわけでして。この違いは何かというと、犯罪率のような形式的な数値で表される物とは別の、捉え方の違いが大きく影響するような気がする。捉え方とはつまりはその人の価値観であり、生活スタイルであり、それまでの経験であり、またにその人独自の世界によって異なると思う訳です。

前もこのブログでも似た内容を書いた気もしますが、わたしたちは決して誰1人同じ世界には生きていない!そのことを(あらためて)断言して終わりにしようと思う。

たとえ夫婦でもわかったような気になるのは傲慢です。そこをみつめないといつまでも平行線になる可能性ありますよね。別にワイフとケンカしているわけではない。仲はよい(はず)。

そう、中古文庫本が1000円で売られていても大変だ、なんて思わない。だって図書館で借りられるから。

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