最近話題のDEATH NOTE (デスノート)漫画読みました。
前から気になってたんですが、一気に読んでやろうとジャンプでは目を通していませんでした、私。
ここにきて満を持して読破。
しかーーし漫画大好きの私としてはあれ大変不満が残りますね。
設定はおもしろくて好きなんですけどー
証拠も残さず、ノートに名前を書くだけで殺人ができるDEATH NOTEの存在、それを手にして新世界を築き、神になろうとするキラ、それを追い詰めるL達。
でも入り込めないんですよね、漫画の世界に。
キラとL達の発想についていけません。
彼らの知的人としての描写が突拍子すぎやしないか?
そもそも漫画ってその世界に入り込めてナンボかと思うんですよね。
つまり最低限読者の考えを盛り込めなくてはならないと思うのですよ。
賢いキャラを作るなら、読者が自分ならどう行動するという想像があって、それを踏まえた登場人物の卓越した発言があって”なにーー!”ってなるわけで。
あれは独りよがりかなと、作者の考えた結論を導くためにストーリーを作っているのであってそこに読者の考えを踏まえきれていない気がします。推理が突拍子すぎる。
読者に想像すらさせない環境で話が進んでいる感じです。
読みながら、そしてそして結局どーなん?って結論だけ知りたくて読んでいる自分がいるが残念でした。
大抵2回は読み直すのにもう一度読み直そうとは思いませんでした。
さて、もしDEATH NOTEが実在したとしても僕は使えないかなと思います。
やはり自分が誰かの命を奪う殺人という行為の重さに耐えられないな。
自分の感情からいうとそういう行為はありえません。
しかし逆にできてしまう人というのはとんでもないけど世の中に存在するわけで。
なぜこんなにも違うのか不思議になります。
でも世間一般的には殺人が異常という捕らえ方ですが本当にそうなのか?
そもそも人間は本来善なのか悪なのか。
歴史上から人間は殺人者としての性質を内包しているのでは?
殷の紂王。ローマ皇帝等。
僕達の身近な道徳観という枷が外れたときどんな顔をしているのか、
知りたいようで知りたくないなと感じている今日この頃でした。